気分が悪くなる拷問映画、として話題を呼んだ本作は、なかなかのグロ要素を含んでおりまして、スプラッター好きにはたまらない出来となっております。

伏線を貼り方や展開、演出どれをとっても申し分なく、よくぞここまでのものを作ってくれた!と初めて見た時は感動しました。

人づてに聞いた時は「序盤はエロシーンが長すぎてつまらない」と聞いていたので敬遠していたのですが、そんな事は全くありませんでした、確かに序盤はそういうシーンが結構長くしつこく続くのですが、それがあってこそ本番の怖さが増幅されるのです。

という訳で3作目まで出ている「ホステルシリーズ」の第1作目を、今回はさらっとご紹介させて頂きます。

2作目はこちら
拷問映画第2弾「ホステル2」世界規模の殺人クラブ

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このホステルには究極の快楽がある

究極の快楽と聞くと、例の魔道士さんを想像してしまいますが、違います。いや、拷問なので痛い要素がかなりあり、似たようなものと言えばそうかもしれませんが、あちらは痛いのが快楽ですし。

こちらは被害者が快楽を得るというのではなく、加害者が快楽を得る形ですかね。まぁ、そこに至るまでに被害者側はオイシイ思いをする事が出来ますので、ここで快楽を味わってはいますけどw

そうそう、この映画、監督はイーライ・ロス。政策総指揮はクエンティン・タランティーノという豪華スタッフになっていまして、また、イーライ・ロスは三池崇史の大ファンらしく、その関係からか三池崇史本人がちょろっと出ています。

イーライ・ロスと言えば、本作「ホステル」の1作目と2作目の監督をし、地震後のパニックを描いた「アフターショック」では制作・主演をしています(彼は俳優としても活躍しています)

また、クエンティン・タランティーノの有名作と言えば「キル・ビル」ですかね(すみません、見てません)他にも様々な映画の脚本を手掛けていて、こちらも俳優として活躍しています。それと、彼が発表している映画ランキングも有名ですかね。

そんな有名どころの2人がタッグを組んだのですから、つまらないわけありません。まぁ前置きはこの辺りにして(詳しく知りたい方はそれぞれの名前で検索!)本編の方に入りましょうか。

極上の楽園が、最悪の地獄になり果てる

クスリを楽しみつついい女を抱こうぜ!みたいなノリでヨーロッパ縦断ツアーをしていたアメリカ人のパクストンとジョシュ、途中参加したアイスランド人オリーの3人はマニアックなプレイが出来るお店で楽しんだ後、夜中の街を歩いていました。

しかしモーテルの門限が過ぎてしまっていて入れない。逆ギレして騒いでいたら近隣住民に色んな物を投げつけられ、慌てていた所、1人の男に「こっちだ、こっちに逃げてこい!」と助けて貰います。

さらにその男性から「スロバキアにはいい女をヤりたい放題なホステルがあるぜ」と教えて貰い、頭の中がエロに染まりきっている3人はその言葉につられてスロバキアへ直行。

街並みはちょっと古い時代の感じで、紹介されたホステルは結構ゴージャスな感じ。案内された部屋には美女が2人いまして、相部屋らしいです(こういうものなんですかね)

その美女2人とスパでイチャコラ、バーでイチャコラ、お部屋でイチャコラ、とサービスシーンが暫く続きますが、ここで中だるみしないように!この男達の幸福感をよーく感じ取っておいて下さいね、より後半が面白くなりますから。

翌日、オリーがいなくなっている事に気付きます。そして同じホステルに宿泊していた日本人女性2人のうち1人もいなくなってしまったんだそうだ。

ここから、楽園のはずだったホステルの雰囲気が一気に薄気味悪いものへと一変します。そして物語はどんどんエスカレートしていき、彼らにとって地獄が待ち受けているのでした。

行方不明続出・怪しさ満点の住人達

オリーと日本人女性1名(どう見ても日本人じゃないが)がいなくなっていて不審に思いつつも、そのうち連絡が来るわよと例の美女に言われて渋々納得する2人。

その日もバーで飲み明かしたのですが、ジョシュの気分が突然悪くなり彼は部屋へ。パクストンも気分を悪くなってしまうのですが、倉庫のような場所になだれ込んでそのまま閉じ込められてしまいました。

翌朝パクストンが目を覚ましてホステルに戻ると、ジョシュが既にチェックアウトしてしまったと言われ、「君もチェックアウトしたと思って荷物は出しておいたよ」と渡されまして、更にもう1人の日本人女性カナもいなくなっている。

オリー、日本人女性(名前忘れた)、ジョシュ、カナ。4人もの人間が忽然と姿を消している。カナ達だけならともかくオリーとジョシュ2人が自分に何も言わず突然いなくなるはずがないと思ったパクストンは、最初の夜とその次の夜に行動を共にした例の美女を探し出します。

必死によく分からない街中を歩き、途中悪ガキ共に携帯を奪われ、ようやく悪そうな連中が集まっているカフェみたいな所で例の美女を発見(ここにタランティーノがいます)して、オリー達の事を問い詰めます。

怪しげな笑みを浮かべる美女。いやーな雰囲気の中、パクストンは2人に連れられて町はずれの方へ車で向かいます。その先に待っているものとは。

グロい、とにかく容赦ないグロさ

拷問映画なので、拷問シーンがすごいです。被害者達の死に様は物凄い力が入っているようで、一切容赦というものがありません。

電気ドリルでグリグリ、アキレス腱パックリ、人体解剖、チェーンソーで指切断、焼け爛れた顔、車でドッカン、頭グシャッ……などなど、サービスシーンは盛りだくさんですよ!

これはもう言葉では伝わらないグロさだと思うので、是非あなたのその目で確認してみて下さい。グロと痛いのダメだと思う人は、一度深呼吸してご自分の心に「大丈夫か?」と問いかけてから見て下さいね。

特に序盤がエロシーンとのんびりした空気が楽園風だったので、そのギャップが大きいですね。楽しそうに拷問をする側の表情もいいですし、物凄い痛い拷問を受けて苦しむ被害者側の演技もいいですし、段々怪しく不気味になっていく街の雰囲気もよく出来ています。

「エロシーンムダに長いし無理」とか思わないで下さいね。そこは必要不可欠な要素だったのです。実際に見て頂ければ意味が分かると思いますので、是非。

ではネタバレを

この街は全体がグルになっていて、ホステルの従業員も、あの美女も、パクストン達にここを紹介した男も、みーんなグルでした。

街一体となって、町はずれの廃墟みたいなでっかい建物を使い、会員制の拷問クラブを開催していたわけです。

会員はかなりの高額(特にアメリカ人とアジア人は高額)をはたいて、それぞれが好きな方法で存分に人間を殺す事が出来まして、その為の部屋にはリクエストされた道具(本当にいろんな物)が用意されており、警備も厳重。

世界各地でスロバキアのこのホステルまで人を紹介し、誘惑につられてノコノコやってきた人間を誘惑役がメロメロにして油断させて例の建物まで誘拐し、チェックアウトした事にして荷物はすべて処分(街中でオリーの上着を着ていた男性がいたのは、そこで貰ったのでしょう)

カウンターの男が裏でパソコン操作をしていたので、チェックイン(入荷)するとその情報を会員達に公開し、入札者が決まると送り出すシステムになっているのでしょう。

お金持ち達の道楽ですかね。街としては商品はほぼタダで手に入りますし、人件費はかかりそうですが売り上げがそれを軽く超えそうなのでバンバンザイですね。

ちなみに、悪ガキどもは関係ありません。この子達は集まって人を襲ったりガムを要求してきたり、くれないとイタズラ(ではすまないけど)をしてくるだけで、この組織?会社?には関わっていません。存在は知っているようですが。

そんな感じで1作目は終わります。そして2作目へ続くのですが、今度は女性が被害者になり、全く違う作品となっています(設定はほぼ同じですし、こちらも面白いです)

2作目、3作目に関しては別記事で書かせて頂きますので、ぜひ。ただ、3作目は監督が変わりますし、ホステルシリーズのいい所がなくなって派手になっただけなので、あまりオススメは出来ません。

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