洋画などの邦題って、どうしてこうなった……というレベルの残念が物が多いですね。レンタルする時には予告編を見ていなければ、レビューを読んでいなければ、タイトルとパッケージと裏の解説で選ぶものなのですが。

今回ご紹介させて頂く「デスバーガー」も、邦題とパッケージが悪すぎてなかなか手が出せずにいました。なんかもう「デス」とか「ヘル」とか「悪魔」とか書かれていると、なんちゃって作品な気がして敬遠してしまうのですよねぇ。

ずっと見かけつつ敬遠していたのですが、見るものがなくなってしまったので、ハズレでもいいや精神で借りてみたあの日……邦題酷すぎるだろう!と思わずツッコみました、だって中身は凄く面白かったのですよ!

もっとさ、邦題考えられなかったんですかね。もっといいのがあったはずです(特に思い浮かびませんけど)という訳で、ご紹介させて頂きますね。

あ、ちなみに原題は「Drive Thru」ドライブスルーです。結局こちらも映画本編とはほとんど関係ありませんけどねw

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悪い子にはピエロのホーニー君がオシオキだ!

パッケージを見て頂くと分かるのですが、今回の殺人鬼はピエロです。ですが「イット」や「キラークラウン」のせいでピエロ恐怖症になってしまった皆さん、大丈夫ですよ!このピエロはトラウマを刺激してきませんでした。

「道化してるぜ」のピエロさんもトラウマ発動しませんでしたし、最近のピエロは優しいのでしょうか。ホーニー君はスリムで顔がピエロというよりもただ凶悪だけなので大丈夫なのだと思います(「道化してるぜ」のピエロさんはメイクが薄くちゃちいのでセーフでした)

そんな訳で、本作は頭の弱いヤンキーどもが、凶悪面のホーニー君にひらすらオシオキされちゃいます。CGや演出にこだわっているのか、グロ描写やホーニー君の奇妙な動きは素晴らしいですよ。

あっちもヤンキー、こっちもヤンキー、ヤンキーしかいないのか

デスバーガー
まず、人気バーガーショップ「ヘラ・バーガー」のドライブスルーに大きなバンが来て、どう見ても頭の弱そうな男女がインターフォンに向かって悪さをします(凄い暴言だらけでした、調子乗ってますね)

ゲラゲラと下品な笑い声を上げるヤンキー共に、インターフォンの向こうの人が負けじといきなり口が悪くなり、それに逆上したヤンキー2人が店内に乗り込んでいきましたが、誰もいません。

オイ、このヘタレ野郎!何処隠れやがってんだ!と思っていたら、スリムで凶悪面のホーニー君登場!1人の顔面をフライドポテトにして、もう1人は大きな鉈でグサグサ、してタイトルロゴが入り、ここで既に4名死亡したそうです。

こんな感じでヤンキーがいっぱい出てきます。警官除き主要人物はほぼヤンキーで埋め尽くされていますので、ホーニー君のオシオキは止まる事を知りません。

他にも、クスリをやって店に押しかけて店員(監督)に絡んで、お子様が遊ぶコーナーで暴れまくって放水(尿)をしたり、人んちのプールでセ●クスしたり、お化け屋敷でムフフな事を企んだり、もうこういうのしかいません。

不思議なグッズでホラー演出

ただスプラッターだけではありません。スリラーだけでもありません。これでもホラー演出があったりするのですよ。

まず、オープニングの後に場面が切り替わり、主人公(女子高生)の家でパーティをしているのが映るのですが、通報により中止されて残ったメンバーが遊び半分でウィジャ盤(アメリカ式コックリさん)をします。

最初は何も起こらず「何だやっぱりこんなもんかー」と思っていたら、勝手に動き出して謎のナンバーを教えてきました。

そしてそのナンバーこそが、オープニングでホーニー君にオシオキされたヤンキー共の乗っていたバンのナンバーだったのです。

テレビで車の映像を見た主人公はビックリ!アナウンサーによると、バンは放置されていて無人、近くに誰もいなくて血が残っていたそうです。

さらに別のシーンでは、フリフリして結果を見るおみくじみたいなやつ(中に水が入っていて、それで透明な所から結果が見えるっぽい、向こうのオモチャかな)を主人公がいじっていると、不意に「ブロックンハート」とそのオモチャには決してないはずの結果が……。

この人の手ではない何かが起こしている不思議で不気味な現象は、なかなかのホラー演出ですね。まぁ、ホラーっぽいのはこれくらいだけでしたけどw

ホーニー君の謎を解き明かせ!

主人公は何かがおかしいと気付き、必死に探りますが、とうとうホーニー君に襲われてしまいました。これ結構序盤ですので、当然主人公は何とかして逃げ切ります。

ウィジャ盤といい、おみくじ(みたいなもの)といい、どうやら科学では説明出来ない何かが起こっている。そしてそのカギは「ヘラ・バーガー」と「ホーニー君」にあるとみた!

ところでこの主人公、可愛くて、バンドもやっていて、なかなかイケメンな彼氏もいて、大きな家(庭、プール付き)もいて、ご家族もいい人っぽくて人生勝ち組ですね。

しかし、彼女にも欠点が。それはまずは彼女も他の仲間と同じようにバカやってクスリやっているという事と、ヤりたい盛りの彼氏に「私は18まで純潔を貫きたいの」と寸止めを強要する事です。

まぁサスペンス・スリラー・ホラー系のヒロインは基本的に処女ですが、真面目で控えめでけどやる時はやる!というタイプが多いですね、彼女の場合は半分くらいしか当てはまってませんけど(しかも「処女は生き残る」というホラールールがあるのに「処女のままで死にたくない」と自分から純潔を捧げてしまいました

ああ、ホーニー君の謎でしたね。これは物凄いネタバレになってしまうので、書きませんが、ホーニー君はホーニー君ですよ、こういうタイプの犯人好きですねー。

ネタバレギリギリ?こんなシーンをご紹介

まず先程も書きましたが、オープニングで1人フライドポテト、1人グサグサ、残りは知らないけど合計4名死亡から始まりましたね。

次にどっかで見た事があるような“頭を電子レンジに突っ込まれていて、チーン、グシャッ”な感じで5人目死亡です。これがなかなかよく出来ていました。

更に学校の企画か何かでやった移動遊園地の、クラスの出し物であるお化け屋敷(かなり本格的)の中で、入る前にはきちんと暴言を言い(きっと暴言はホーニー君呼び出しの合図ですね!)、中でイチャイチャしていたバカップルがグサッとサクッと死亡で合計7名様。

更に更に、「ヘラ・バーガー」のお店のお子様コーナーで好き勝手暴れていたヤンキー2人の所に「ヘイ、お待ち!」とばかりにホーニー君登場でグチャッ、ガゴッ、メキッ、2名様追加です。

また、「ヘラ・バーガー」が怪しいと睨んだヒロイン達が、社長宅に4人で不法侵入するのですが、ヒロインと彼氏・友達と男友達の二手に分かれるのですが……フラグ乙!

こんな感じで殺人シーンにはかなり力が入っているのが分かります。こんな文章では分かりにくいと思いますが、本当に力が入っているので、物足りなさはない事でしょう。

さてさて、ホーニー君の正体と目的とは。何故ヒロインの周囲の学生ばかりが狙われるのか。ヒロインの運命とは……気になる方はお近くのレンタルショップもしくはネットレンタルで!

という訳でネタバレです

ホーニー君の正体は、昔ヒロインのママ達(今回の犠牲者の各自親)がイジメて事故とは言え焼き殺してしまった「ヘラ・バーガー」社長の亡き息子でした。

その息子の名前は「アーチー」彼は少し(?)変わった子で、当時イケイケのワルだったママ達にイジメられていたのですが、アーチーはママに惚れていまして、自分の誕生日に彼女を誘ったのです。

イケイケグループのマドンナみたいな彼女を誘った事が気に食わなかったメンバーは、彼女にドアこんこんをさせてアーチーの気を逸らしている隙に背後に回って「わあっ」と脅かしました。

驚いたアーチーは転んでしまい、バースデーケーキの火が燃え上がり、メンバー達は慌てて逃げ出したのですがアーチーは逃げられずにそのまま死んでしまったのです。

そんなアーチーがホーニー君として蘇り(元々CMでホーニー君の姿をして宣伝していました)自分を殺した奴らの子供達に目を付けて復讐したのです。

何故本人ではなく子供達にしかたというと、各自自分の子供が痛い目に合う方がずっと苦しめる事が出来るからだそうで、大好きな彼女の娘はメインディッシュのように最後まで取っておいていました。

ホーニー君の最期

結局ヒロインとママに倒されてしまうのですが(火事で死んだので、やはり火に弱いそうです)病院に担ぎ込まれて重体だったはずの彼氏の姿が見当たりません。

そういえばホーニー君に襲われて突き落とされた後、彼の目が赤く光っていましたね。……という訳で勿論ホーニー君はただではやられなかったのです。

今度はヒロインの彼氏に乗り移って、ドライブスルーに来た警官を相変わらずの凶悪面で襲い掛かってきて、終わりです。

ホーニー君の遺体がきちんと発見されている事と、ヒロインの彼氏に乗り移った事から、アーチーの魂は移動出来て不滅なのではないでしょうか。

恐らく本編で動いていたホーニー君の肉体も、どっかの誰かさんかもしれませんね。アーチーの父親が監視カメラの件を隠して、アーチーを止めようともしていた気がするので、彼は知っていたのでしょう。

まさかのアーチー実は生きていたよ説はないと思いたいです。じゃないと彼氏に乗り移った辺りに矛盾が出てきてしまうので。

その辺りは明かされていませんし、他のレビューサイトでも意見が割れているようなのでハッキリはしませんけど、そうだと思いたいですね。

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