メタ映画・オマージュ作品・パロディなど、こういったジャンルはそこそこありまして、「あ、この場面見た事ある!」と思えるシーンが出て来ると、ホラーファンとしては大盛り上がりですね。

さて、今回ご紹介させて頂きます「キャビン」もこの手のもので、かなりの良作だと思います。ホラーなのに笑えるのですよ、特にホラーファンと一緒に鑑賞すると、語り合えます。

あなたはそこそこホラー映画を見ていますか?いくつかの作品を見ていて、いくつかのキャラクターを知っている人ほど、この作品は楽しめると思います。

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お約束をぶち壊す 最高メタ映画

この作品を話題にしたのは、予告編の映像でした。実際に見て頂ければ分かると思いますが、テロップで視聴者をガツガツ挑発してきます。

少しだけその文章をピックアップしますね。最近は予告騙しが多いようで、派手な予告が増えているのですが、これもかなり派手です(騙しではありませんけど)

「山小屋」「湖」「殺人鬼」「休暇」「惨劇」「若者」……ここまでは映画でよくある展開。

「監視カメラ」「罠」「生中継」「仕掛け」「脱出」「ゲーム」……こんなのも最近よくある展開。

「儀式」「処女」「救済」「生贄」「モンスター」「選択」「人形遣い」……定番を破壊するマルチ・レイヤー・スリラー。

こんな感じです。とりあえず予告を見てみて下さい。それで大体分かるとは思いますが、予告結構ネタバレありましたので、そこはまぁ……多分大丈夫でしょう。

始まりは死霊のはらわた

というわけで、ストーリーです。勉強頑張る真面目な処女と、金髪ビッチ、頭の良い理性的な男性、チャラくて暴力的な男、クスリ大好きおバカキャラというホラー映画でよくある登場人物達がメインになります。

山の奥の奥にある山小屋(キャビン)にバカンスに出掛けた5人。途中できったない古びたガソリンスタンドで、いかにも怪しげなオッチャンに忠告されます(これもよくある展開ですね)

そして山小屋に到着(する前に、トンネル手前で鳥が落ちたのを覚えておいて下さい)外装はまるっきり「死霊のはらわた」ですね、中はかなり綺麗でいい感じですけど。

そのまま山小屋の中でパーティタイム突入!と思いきや、おや、何か施設のような場所が映りまして、その中の部屋の大きなスクリーンで山小屋の映像が中継されているようです(これもよくある設定)

どうやらこの研究員達が、何か操作して若者達を殺そうとしているらしいです。どんなバケモノを引くか賭けなんてしちゃって、とても楽しそうですねw

そんなこんなで床の扉がドーンッ、地下室には日記やらオルゴールやら法螺貝やらパズルボックスみたいなものやら色々ありまして、研究員達はどれを手にするか見ています。

そして引き当てたのは日記。ゾンビがどうこう書かれていて、その中の文章を声に出して読み上げると森の奥から何かが……よし、5名様、はらわたコースへごあんなーい!賭けに外れた研究員達はガッカリです。

途中までも死霊のはらわた

あの日記は、「死霊のはらわた」のあの本をパロってるみたいですね。他のアイテムを手にしていれば他のコースに入ったのでしょうか?

パズルボックスならヘルレイザーコースで、オルゴールだと?法螺貝は半魚人かな、フィルムみたいなものもありましたね、是非他のコースも見てみたかったです。

さてさて、とりあえずはらわたコースに入った5名様。ビッチとチャラ男がお外で致そうとしていまして、その様子を真顔でガッツリ見ている研究員達、笑えますねw

ビッチが「ここは寒いからいやよ」と言うと、何か操作して霧っぽいのが森に噴射され、やっぱり続行。ガッカリしていた研究員達大喜びです。

こんな感じではらわたコースが順調に進んでいきます。森からやってくるゾンビ、監視しながら操作している研究員達、狙われた若者5名、待ち受けている結末とは!

という訳で、ここからネタバレいきます

半分以上がネタバレになってしまうのがとても残念です。ですがこのままいきましょう、むしろここからが本番ですから(あ、まだ鑑賞していない人は読んじゃダメですよ)

ビッチが金髪になったのも、チャラ男があんなのになったのも、全部研究員達によって操作されていたからだそうです、いつから狙われていたのでしょうかね。

ビッチはゾンビに殺され死亡、チャラ男はトンネルが塞がれて脱出出来ないから、バイクで谷を飛び越えようとして見えないバリアーに阻まれ落下死、頭脳派は車の中でゾンビに襲われ死亡、そして頑張った処女とバカは見つけた地下へ突入します。

地下はまるで「キューブ」のように四角い箱があっちへ行ったりそっちへ行ったりと動いていて、その箱の中に様々な怪物が保存されていましたが、処女が閉じ込めているモンスターすべてを解放するボタンを押してしまいました。

ここから処女&バカvs研究員達vsモンスターのよく分からない三つ巴状態に入ります。ここが一番の見どころでした、いろんなモンスターが出て来るので、「あれ知ってる!」「これはなんだ?」と話題が尽きませんね。

結局なんだったのか、と言うと、生贄です

地下深くには、古き神(クトゥルフですかね)がいて、「処女」「愚者」「娼婦」「戦士」「学者」として選ばれた若者を生贄に捧げないと(処女は苦しめば死ななくてもおk、ただし最後まで生きていなければならない)、この世界はその神様に滅ぼされてしまうんだそうです。

だから研究員達は全世界に支部を持っていて、神様に生贄を捧げる為に日夜頑張っていたそうなのですが、最近はなかなか上手く行かず、とうとう日本支部とアメリカ支部以外は失敗しちゃったそうです。

この日本支部も失敗してしまったのですが、ウケました。「どんぐりころころ」で幽霊封印って……もっといい選曲あったでしょう。「とおりゃんせ」でも「かごめかごめ」でも、それっぽいのが。

という訳で、人類存命の指名を担ったアメリカ支部は、必死に頑張ります(その癖イチャイチャシーンに入るとガン見したり、止められるとガッカリしたり、どのモンスターが出て来るか賭けたりして楽しそうでしたが)

それで、本来なら死んでいなければならなかったバカが実は生き残っていたのが問題となりまして、処女に彼を殺すように命じるのですが、ゾンビが出てきて殺せず、そのままものすごーい大きな手が地下深くから出てきて潰されて終わりです。

パーティメンバーや、処女最後まで生存ルール、ビッチは基本的に早めに死亡など、ホラーあるあるがふんだんに込められていて、ホラー好きにはたまりませんね、面白かったです。

おまけに、出てきたモンスター達

まとまりがなくなってきてしまったので、最後に分かる範囲でのモンスター達をご紹介させて頂きますね。あまりに古い作品などは分からないので、全部は無理でした。

また、賭けをする際に映るホワイトボードにも色々書かれていたのですが、名前だけでは全部はちょっと……監督のホラー愛には脱帽です。

エイリアン(小・中・大)
暴れる大きな木(はらわた)
ピエロ(イット)
悪魔(元ネタ多すぎ)
仮面を付けた家族っぽい人達(ストレンジャーズ 戦慄の訪問者)
医者(タタリ、ムカデ人間など)
ピンヘッドみたいな人(ヘルレイザー)
バレリーナ(ブラックスワン、サスペリア、リヴィッド?あんな顔してなかったけど)
ゾンビ(はらわたではなく、「オブザデッドシリーズ」のロメロゾンビの方かと)
少女幽霊(貞子みたいな感じの白いワンピースの幽霊)
巨大シリーズ(ゴリラ、ムカデ、ヘビ、クモなどなど、元ネタはそれぞれ)
鳥(ヒッチコックの鳥)
双子(シャイニング)

書き出せないくらいかなりのモンスターが出演なさっています。物凄くドマイナーな方もご出演されているようでしたので、自信のある方は是非あのごっちゃごっちゃしてた中で探し出してみて下さい。

そして「これ元ネタなんだ?」と思って調べて、そこから新しいホラー映画へ突入してみて下さい。まだまだ見た事のない映画に出会えると思いますよ(私はストレンジャーズに、この映画で出会いました)

何というか、テンポは速いし、コロコロ展開変わるし、上手くまとめられなかったですが、今回はここまで、また他の記事でお会いしましょう。

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